先輩と後輩と飯を奢るということ

 俺は後輩や部下と食事したときは、8割がたは奢るようにしている。貧乏だけどそうしてる。なぜなら昔、先輩や上司からそうされてきたからだ。
 
 知人は馬鹿じゃないのという。いいじゃん馬鹿でも。先輩や上司にしてもらってきたんだから、ここでオイラが後輩や部下に奢らなければ、俺だけ丸儲けじゃん。
 
 もちろん、部下や後輩が遠慮したらこう言っている。
 
 「俺が出したお金を今日から貯金しておいて、将来の後輩や部下に奢ってやれ」と。そういうとほとんどの部下や後輩は気持ちよく感謝してくれる。

 
 上司が部下に奢るという行為には、「いつも頑張ってくれているからそのご褒美だ」という感謝の気持ちよりも、「俺はお前達より偉いんだぞ」とか、「恩にきろよ」といった気持ちの方が強いのではと思う。でもそれでいいとも思う。それこそ等価交換(笑)だよ。自分が気持ちよくなった分、お金を払ってるんだからさ。
 
 現実には、上司の方が部下より給料を多くもらっているはずだ。もちろん、それも等価交換の結果で部下より多くもらっているはずだ。でもその給料の中には、自分の部署を円滑に動かすための部下への交際費も含まれていると考えるべきだ。出し惜しみしなさんなよ。奥さんにもお願いしなよ。月に一二回の食事代という投資で、部下が頑張ってくれるんなら、将来も少しは明るいじゃないのと。