Text by 澤口留美 Photo by 薮田織也 | ![]() |
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目は唇ほどには動きませんが、表現力という意味では唇以上に表情が豊かです。顔全体で笑顔を作っても、目が笑ってないと不自然ですし、逆に怒った顔でも目が笑っていると迫力がありません。表情を作るのに重要な「目」で、神秘的な色気を表現する方法を紹介しましょう。
参考になるのは「弥勒菩薩」の表情です。あの有名な半跏思惟の坐像ですね。菩薩様に対して不謹慎かもしれないけれど、弥勒菩薩像って、妙に色っぽいと思いませんか? あの神秘的な色気の秘密は間違いなく「伏目」と「微笑」、そして、唇に近づけた「指先」にあると思います。細目がちの東洋人の色気として、真似しない手はありません。
「伏目」が難しいと思ったら、目から力を抜いて、上からのアングルで撮ってもらうと、自然に「伏目」がちな表情になります。
- 軽く目を伏せて、口角を上げる。
- カメラは目よりも上から撮ってもらう。
- 目にキャッチライトが入るように、顔の前方に灯りを置く。
参照:「 キラキラ輝くキレイな瞳を手に入れる 」
- 目を細くしすぎると寝ぼけ顔になる。
- 口角を上げないと暗い顔になる。
- 弥勒菩薩のように、物思いにふけったような雰囲気で伏目がちに微笑すると、神秘的な色気が演出できる。
原案:澤口 留美/薮田 織也
モデル:渋谷 真理子
撮影:薮田 織也
イラスト:薮田 織也
イラスト:よしだやふみ
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