Text & Photo by 薮田織也 | ![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
【 たっちょまいり 】
■ 意味
塔頭(たっちゅう)参り
8 月 13 日、お盆にお墓参りすること
■ 使いかた
- 「 たっちょまいり行くだんて、はいくあいかっしゃい 」
- ( お墓参りに行くから、早く出かけなさい )
■ 解説
「 たっちょ 」 は、「 塔頭 (たっちゅう) 」 が訛ったもので、「 たっちょまいり 」 で 「 塔頭参り 」 になります。「 塔頭 」 には以下のような意味があります。
塔頭(たっちゅう)は、本来、禅寺で、祖師や大寺・名刹の高僧の死後、その弟子が師の徳を慕って、塔(祖師や高僧の墓塔)の頭(ほとり)、または、その敷地内に建てた小院である。それから転じて、寺院の敷地内にある、高僧が隠退後に住した子院のことも塔頭と呼ぶようになった。 Wikipedia – 塔頭 – より
塔頭とは本来、高僧の墓塔を指すわけで、我が家のような市井の人間の墓を塔頭と呼んでいたわけではなく、多分、自分の家の墓参りと同時に、寺院にある塔頭にも参っていたことから、こう呼ぶようになったのでしょう。私が幼い頃には、本堂をはじめとして、戦没者のお墓や親戚のお墓、六地蔵などにもお参りをしていました。