【 応用編 】 大人の女性の 「 シックな趣 」 を写真にする

【モテ写】紅葉も終わりの、横浜青葉区の寺家町にある水車小屋の前で。背景と服装の色調を合わせました。

【モテ写】紅葉も終わりの、横浜青葉区の寺家町にある水車小屋の前で。背景と服装の色調を合わせました。

【モテ写】薄曇の午後4時。女性の肌をキレイに見せるには、とっても光がいい感じの時間です。

【モテ写】薄曇の午後4時。女性の肌をキレイに見せるには、とっても光がいい感じの時間です。


 タレントやモデルが使うプロモーション用の写真を宣材写真って呼びますけど、宣材写真は、人物の輪郭や肌の色がはっきり識別できるようにってことで、背景から人物を浮き立たせて撮ることが多いんです。だから、宣材写真の仕事が多いカメラマンって、いつも人物をくっきりはっきり撮りがちなんですね。それはそれで上手なんですけど、たまには大人の女性のイメージで、趣のあるシックな写真を撮ってもらいたいものです。では、シックな趣のある写真ってどんな感じのものなのでしょうか。
 
 私が思うのは、ケバケバしさを一切排除した、人物が背景に溶け込んでいるような、落ち着きのある写真。そういうわけで、紅葉も終わりの横浜は青葉区にある 「 ふるさと村 」 に行って、海夏ちゃんを撮ってもらいました。もちろん衣装は 「 茶系 」 を頼んで、晩秋のイメージでの撮影です。背景に溶け込むとはいっても、顔が暗くなるのはNGです。必殺のハンカチを使って、顔を明るくしましょうね。


How To

  • 着ている服の色と同系色の背景を探す。
  • 柔らかい光の場所で撮影。
  • 空を見上げて瞳にキャッチライトを入れる。

Hint

  • 炎天下は避ける。
  • 原色系の色がある場所は避ける

Point

  • 色調が統一されていると、シックで落ち着いた雰囲気の写真になる。


 
 
原案:澤口 留美/薮田 織也
モデル:藍 海夏
撮影:薮田 織也
イラスト:薮田 織也