3月2日、大雪の恐れが杞憂に終わった都内は高円寺で、StudioGraphics on the ROAD 1 to 1 セミナーをやってきました。このセミナー、今回で3回目。前2回は 60 分×8コマでしたが、今回から 90 分×5コマ。一コマの単価を上げたことで参加者が集まるのかを心配していましたが、それも杞憂で、ありがたいことに告知後2日で満席になりました。
朝の9時半から夜7時までという極めて長丁場のモデルをしてくれたのは、今年から映画で活躍する恩田嘉子さん。彼女をモデルにセミナーをするのは2回目。彼女は何も指示しなくても、自分から適切なポージングをとってくれますが、今回は「 素人モデル 」になりきってもらってセミナーをスタートさせました。
というのは、今回のセミナーのテーマを「 一般女性が喜ぶポージングを指示しての撮影 」にしたからです。まぁ要するに「 モテ写 」のセミナー版です。こんなテーマを考えたのは、これまで1年以上にわたってセミナーをやったり、また、他の講師のセミナーに付き添っていて、「 セミナー参加者はモデルに撮らされている 」ことに気づいた経緯があったからなのです。
モデルにポージング付けするのなんて簡単じゃないか、と思う人もいることでしょうが、それは相手がプロのモデルの場合です。ポージングの基本を学んでいない一般女性のほとんどは、撮影者が思い描くようなポージングはまずとれません。そこで、セミナー参加者に立ちポーズ、座りポーズの基本ポージングと、そこから応用ポージングにもっていく方法を学んでもらい、それをモデルに適切に伝えていく方法を習得してもらいました。
StudioGraphics on the ROAD 1 to 1 セミナーは、来月から毎月第1日曜日に開催する予定です。協賛企業には、ニッシンジャパン株式会社様と、 株式会社タムロン様についていただき、毎回、クリップオンストロボとレンズを貸し出していただきます。次回以降もモデルへのポージング付け、そしてモデルをその気にさせるコミュニケーション術に的を絞り、都度参加者からの質問に答えていけるセミナーにしたいと思っています。
[…] SG on the ROAD 1 to 1 セミナー 03 薮田織也 vol.3 […]